マンションの隣室工作員

私は以前大岡山というところに間借りしていた。でも実家の猫のことはいつも気になっていて、２０１０年１０月に猫が具合悪くなってから、実家の方にほとんどいる状態になっていた。完全に部屋を放置するわけにはいかないので、ひと月にいっぺん部屋を見に行っていた。

そんな折、いつだったか忘れたが、隣室の人間が変わっていたのに気づいた。

以前女子大生風の子が住んでいたはずだが、その部屋に入っていったのは親子と思しき二人の人間だった。大学生の息子と母親、と私は思った。

確かこの小さなマンションは二人以上では住まないように不動産屋に言われていたのだが、規則を無視しているのか、規則が変わったのかと変に思った。

その後、実家では健康だった猫までが異臭騒動でおかしくなり、やがて全滅した。

猫が死んだので大岡山に戻った。元の生活に戻る。（筈だった。）

隣室はやはり変だった。ベランダの仕切り板の下の空間をゴミ袋でバリケードを築いて、中を見えないようにしていた。

男は学校へ行くとか仕事に行く様子もなく、一日中いる気配がした。昼間はよく大声で歌を歌っているし、しかもうまくはなく、ただどなるだけ。

壁をゴソゴソとやたら大きなを立てる。壁際で何をやっていたのだろう。以前の住人はこんなことはなかった。特に、夜中になると、部屋の小窓をドカッと凄い音で閉める。一定間隔で何度も。

上階からもよくビー玉を転がすような物音が聞こえていた。フローリングだと余計響く。何度も。

嫌がらせとは気付かないから、その時は、よく物を落とす住人だな、よほど換気したいのか、ぐらいしか思わなかった。でも今度の住人は酷くうるさいな、と思った。今思えば、Ｋ子と同じ手口なのだ。Ｓ価マニュアルに沿った行動なのだろう。

そう言えば、男の部屋には時々５、６人の女性集団がやってきては話をしている様子だったが、あれは学会員の工作打ち合わせだったのかもしれない。

そいつが工作員と初めて理解したのが２０１２年８月２６日。ツイッター数が４４４、４２７となった日だ。いくらつぶやいても削除しても、数字が４２７か４４４に戻る。何でこんな嫌がらせをするのかとツイッターにメールしても返事は来なかった。

その少し前からヘリやら戦闘機がやたら自分の周りに飛ぶので、嫌な感じがしていた。原因不明の熱も出ていたし、右肘がやたら熱くなっていた。殺されるのかと怖くなった。

ネットで見たからか、もしかしたら電磁波攻撃ではないかと思って、その見分け方を検索したら、冷蔵庫の電源を落としてから再度差し込み、それが共鳴したら電磁波攻撃されているとか。その通りにやったら、壁からウォーンウォーンと共鳴音がして、やっぱり電磁波が発射されているのかと思った。

怖くなって部屋をウロウロしていたら、隣から「チッ」という声がし、私の動きに合わせて向こうも動いているのが分かった。

最終的にやられると思った決め手が、ハートマークのいたずら書きだ。私は風呂の窓にエアコンフィルターを塵除けに貼っていた。そこに、ハートのマークが書いてあった。私は２ｃｈでよく見かけた「友愛しちゃいなさい（Ｓ価の隠語。殺しちゃいなさい）」の意味かと思って、怖くなった。

そういえば、その数日前、数人の女性集団が私の部屋の前を通りながら、「ここね」と確認しているようだったし、もっと前には、部屋のドアの鍵が開いていたことがあった。その時は自分で鍵を閉め忘れたぐらいにしか思わなかったが、こんな状況では侵入されていても不思議ではない。

助けを呼びたかったが、携帯電話がダウンしていた。ダメ元で１１０番を押したら、携帯が復活した。ように思った。それでとりあえず呼ぶ理由としては、「誰かが侵入した形跡がある」ということにした。

駅前交番の巡査が来て、部屋を出て一緒に交番まで連れて行ってもらった。部屋を出た瞬間、隣室がドアをガチャン、と鳴らした。アンカリングという用語を知らない当時でも、脅しで鳴らしたというのは分かった。

交番に行って、警察もグルだと分かったのは以前も書いた。警官が「長生きしたいだろ」なんてセリフ、何故言うんだ？「千葉の実家に帰った方がいいだろ」なんて、なぜ実家を知っている？交番内に変な低周波音は出てたし。あの時にＩＣレコーダーでもあったら客観的に証明できたのに。本当に残念だ。

大岡山のあのマンションは、今でもＳ価マンションなのだろうか？